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2016/08/18

「TICAD VIに向けて」 外国との連携によるビジネス機会も視野に

キーワード:アフリカ開発銀行, 日経BP社, 注目記事

   

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※本稿は、日経ビジネス7月11日号特別広告企画「TICAD VIに向けて~アフリカの持続可能な経済成長とビジネス投資機会~」特集記事中のコラム“アフリカ識者の眼”から抜粋したものです。

外国との連携によるビジネス機会も視野に

アフリカ開発銀行アジア代表事務所所長     横山 正氏

 

      今世紀は「アフリカの世紀」となると考えている。その面積と人口、経済成長、豊富な天然資源・エネルギー資源、インフラ不足などを考慮すると、アフリカのビジネス・投資機会は膨大だ。アフリカ市場を語らずしてグローバル市場を語るなかれ、である。

  アフリカのビジネス・投資機会をしっかりと掴むためには、その市場や需要に応じたクオリティーの財やサービスを提供することが重要である。ここでいうクオリティーとは、グレードとは異なり、品質と価格を総合的に勘案した概念だ。つまり、日本的な良さ、品質の高さをできるだけ残しつつも、価格競争力をつけることが重要である。

  また、アフリカの受け入れ国を含む国外の良きパートナーと組むことにより、いかにビジネスリスクを抑えるかも重要である。日本製と同様の品質の製品を、インドの子会社を活用してより廉価に生産することによって、アフリカの政府調達で落札できた日本企業の事例も出てきている。アフリカに販路や事業経験を有する会社を買収したり、パートナーとして組む事例も見られる。

  TICAD VIを機に、日本の企業が、外国の民間企業などとの連携も活用しつつ、アフリカでさらに活躍され、アフリカの持続的かつ包摂的な成長に貢献されることを期待している。

 

著者紹介:

アフリカ開発銀行 アジア代表事務所 所長 横山正氏 

 東京大学経済学部卒業。シドニー大学経営管理学修士取得。1988年に大蔵省入省後、OECD日本政府代表部(パリ)、内閣府、金融庁、財務省を経て、外務省国際協力局課長としてミャンマーへのODA本格再開を担当。2013年からは財務省国際局でASEAN+3のTF議長、アジア通貨スワップ強化等に従事。財務省国際局開発機関課長を経て2015年7月より現職。

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アフリカ開発銀行は、TICAD VIのプレアップイベントとして、昨年9月1日、2日にエチオピア・
アジスアベバにて開催された「アフリカー日本・ビジネス投資フォーラム」を後援した。

※「アフリカ-日本ビジネス投資フォーラム」の模様はこちらから