アフリカ開発銀行

2014/10/02

日本政府のアフリカ開発銀行向け円借款(約307百万米ドル)の調印

キーワード:アフリカの民間セクター整備, アフリカ全域, JICA

 

sining ceremony in adbijan Loan Agreement Ceremony_Sep_16

 

2014年9月12日、アフリカ開発銀行(AfDB)と日本政府は、アフリカの民間セクター支援のための約307百万米ドル(306億9,000万円)の円借款融資協定に、コートジボワールの首都アビジャンにおいて調印致しました。アフリカ開発銀行からはドナルド・カベルカ総裁、日本政府からは井上進在コートジボワール日本国特命全権大使が出席して署名しました。

 
それに引き続く9月16日には、この融資協定の実施文書となる円借款貸付契約が、東京のJICA本部において締結されました。アフリカ開発銀行からは玉川雅之アジア代表事務所長、JICAからは加藤宏理事が出席して署名しました。

この協定は、アフリカの起業・雇用創出・経済成長の促進を目的とした日本政府とアフリカ開発銀行とのパートナーシップの下に実施されるEPSA(Enhanced Private Sector Assistance)の一部として実施されるものです。EPSAは、2005年に行われたG8のグレンイーグルス・サミットで、日本政府が表明したアフリカ大陸のインフラ・民間セクターを支援するスキームです。 EPSAには3つの要素があり、公的セクターへの融資、民間セクターへの融資、そして各国制度等のキャパシティービルディングを支援するFAPAと呼ばれる無償資金です。2005年以降実施された10億米ドルの第一次EPSAが成功したのを受けて、2012年以降は第二次EPSAを実施しています。

 

今回の協定及び円借款契約の調印は、安倍首相が今年1月にアフリカを訪問した際に、日本政府が第二次EPSAに対する援助資金を10億米ドルから20億米ドルに倍増するとの公約を表明されて以来、初めての調印となります。この307百万米ドルの円借款貸付契約は、EPSAのための20億米ドルの一部として、アフリカ開発銀行の民間セクター(ノンソブリン)オペレーションに充てられることになっています。

 

本協定の詳細については、それぞれ以下のリンクをご参照ください。

 

 アフリカ開発銀行本部ホームページ(英文) 

The AfDB and Japan sign $300-million loan agreement to support the private sector in Africa

Japan-AfDB sign bilateral agreement to promote entrepreneurship and job creation in Africa

 

JICA ホームページ(日本語)

アフリカ開発銀行向け円借款契約の調印