JICA

2017/04/24

「アフリカのきれいな街プラットフォーム」設立準備会合開催 4月25-27日@マプト

キーワード:アフリカのインフラ整備, セミナー・イベント情報, モザンビーク共和国, JICA

JICAと環境省は、4月25日~27日、モザンビークの首都マプトにおいて、アフリカ25か国、国連環境計画(UNEP)、国連人間居住計画(UN-HABITAT)、横浜市とともに、「アフリカのきれいな街プラットフォーム」設立準備会合を開催します。

「アフリカのきれいな街プラットフォーム」は、廃棄物に関する各国の知見・経験の共有、官民の資金動員促進、持続可能な開発目標(SDGs)(注1)の推進を目的とし、研修やセミナー、データ収集整備、情報発信を通じ、SDGsの目標年である2030年に「きれいな街と健康な暮らし」がアフリカで実現することを目指すものです。今回の会合の最終日には同プラットフォームの設立宣言が行われる予定です。会合には、アフリカ25か国の国・都市の廃棄物担当局長等に加え、本プラットフォームを支援する横浜市や、本邦企業、NGOも参加します。

アフリカの都市部では、経済成長と急激な都市人口増加に伴いごみ問題が深刻化しています。今後も持続的な成長を続けるためには、都市の生活環境の改善に向けた取り組みは喫緊の課題です。一方、2015年に国連で採択されたSDGsでは、初めて廃棄物処理に関する国際目標が設定され、世界各国が課題解決を求められています。

JICAは、昨年8月にケニア・ナイロビで開催された第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)において、「アフリカ廃棄物管理セミナー:~アフリカのきれいな街と健康な暮らしのために~廃棄物分野のSDGs達成に向けたキャパシティ・デベロップメント」と題したサイドイベントを開催しました。その中で、アフリカの都市部の衛生環境の改善のために、人々の生活の身近な問題である廃棄物の適正管理が急務であること、アフリカにおける廃棄物管理の政策的優先度向上、各国の連携と情報共有を促進するプラットフォームの必要性が再確認されました。そのような背景を受けて、JICAは環境省、UNEP、UN-HABITATと共同で、「アフリカのきれいな街プラットフォーム」設立に向けた準備を進めてきました。

今後、本プラットフォームの下、各国政府とパートナー機関が一致団結してアフリカのごみ問題解決への協力を推進していきます。

本会合のfacebookページを開設しました。会合の進展とマプトの様子をお知らせして参りますので、ぜひご覧下さい。

https://www.facebook.com/ACCP2017

 

本件に関するお問い合わせは以下までお願いいたします。

 

JICA広報室報道課  原田

TEL 03-5226-9780 e-mail: Harada.Yui@jica.go.jp

 

(注1)持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)

2015年9月、国連本部において開催された「国連持続可能な開発サミット」において、193の加盟国の全会一致で「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択され、2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、SDGsが掲げられました。SDGsは、MDGsの残された課題や新たに顕在化した、気候変動や資源エネルギー、都市化問題を含む17のゴール、169のターゲットで構成され、2030年までの達成に向けて国際社会が取り組むべき課題として定められています。