JICA
2016/04/11
「タンザニア国中央回廊開発ポテンシャル」セミナー開催 4月22日(金)午後開催
キーワード:アフリカの変貌とビジネスチャンス, アフリカのインフラ整備, アフリカ開発支援とビジネス機会, アフリカ経済の動向, アフリカ各国の動向, タンザニア連合共和国, JICA
タンザニア国は、2000年以降、平均年率7%近くのGDP成長を達成し、物流需要は今後20年間で現在の4倍に達すると推計されています。一方で、物流インフラの整備が喫緊の課題となっており、特に鉄道インフラの貨物取扱・輸送能力の不足は深刻であり、同国中央鉄道の貨物輸送量においては、インフラ・車両の老朽化や維持管理不足に加えて、度重なる洪水被害によって中央鉄道の運行停止及び輸送の信頼性低下が生じ、ピークであった2002-03年の年間約160万トンから2013年には15万トン強にまで落ち込んでいます。現在、貨物の殆どが道路による輸送であり、国内物流及びトランジット輸送需要が増大する中、道路輸送への極度の依存は、道路インフラの劣化を加速し、物流コス卜の増大をもたらしている。長距離貨物輸送における鉄道の活用は国家レベルの物流効率化に不可欠となっています。
我が国は、タンザニア国が抱えるこれら課題の解決に向けた取り組みとして、2013年度の経済産業省「タンザニア・中央回廊鉄道再活性化・エネルギー効率化事業調査」が実施され、中央鉄道の洪水多発区間における洪水対策と軌道改修を主目的とした円借款「中央鉄道洪水対策事業」が提案されました。これを受け、国際協力機構は洪水被害の原因となる河川の状況、軌道改良計画等に関する情報収集を目的とした円借款形成のための協力準備調査(その1)を実施し、2014年11月には「中央鉄道洪水対策事業準備調査(その2)」開始後、円借款事業形成のため洪水対策及び軌道改良の計画策定の検討に取り組んで参りました。
このような状況の中、タンザニア国公共事業・運輸・通信省関係者の来日の機会を捉え、JICAでは、中央回廊開発にかかるセミナーを下記のとおり開催する運びとなりました。本セミナーは、タンザニア国の運輸交通、特に鉄道事業関係者の来訪に際し、インフラ開発の促進に向けた現地の取り組み及び我が国の支援状況をご紹介したうえで、タンザニア中央回廊の開発ポテンシャルを本邦企業にご理解頂き、同国におけるインフラ事業への参画をご検討頂く機会となることを目的としております。参加をご希望される場合は、下記「5.お申し込み」をご参照の上、お申し込みをお願いいたします。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
【セミナー概要】
1.日時 2016年4月22日(金) 15時00分~ 17時00分(14時30分開場・受付開始)
2.場所 フクラシア東京ステーション
東京都千代田区大手町2-6-1朝日生命大手町ビル6階(会議室G)
https://www.fukuracia-tokyo.jp/access/
3.プログラム
15:00 – 15:10 開会挨拶(国際協力機構 アフリカ部)
15:10 – 15:40 「タンザニア中央回廊の開発ポテンシャル~支援事業の今後の方向性~」(国際協力機構 タンザニア事務所長 長瀬 利雄)
15:40 – 16:10 「タンザニア中央回廊の開発ポテンシャル~運輸交通セクターの将来ビジョン及び中央鉄道への投資機会~」(タンザニア国公共事業・運輸・通信省 モニタリング・評価局長補佐 Mr. Aunyisa Meena他)
16:10 – 16:20 質疑応答
16:20 – 16:30 閉会のご挨拶(駐日タンザニア連合共和国大使館)
16:30 – 17:00 (自由参加)名刺交換・意見交換
※日英の同時通訳。内容、講演者を変更する場合がございますので、予めご了承ください。
4. タンザニア国 セミナー参加予定者
タンザニア国公共事業・運輸・通信省 モニタリング・評価局長補佐 Mr. Aunyisa Meena
タンザニア鉄道株式会社 主任土木技師 Eng. Faustin Kataraia
タンザニア国鉄道資産保有会社 技術サービス局長Eng. Aminel Omari
タンザニア国鉄道資産保有会社 シニアエンジニア Eng. Maizo Mgedzi
5.お申し込み
以下(1)~(4)の事項を記載の上、タイトルを「タンザニア中央回廊開発ポテンシャルセミナー申し込み」として、下記5.の担当宛4 月 19日(火)までにメールでお申込みくださるようお願いいたします。(※お申込み多数の場合は、先着順とさせていただきます。)
(1) お名前、(2) ご所属先、(3) 部署名・役職、(4) ご連絡先(E-MAIL、TEL)
6.担当者・お問い合わせ先
その他内容に対するお問い合わせ等は、以下の担当者までご連絡ください。
株式会社パデコ プロジェクト開発部 多田羅
TEL:03-5733-0855 E-MAIL:mtatara@padeco.co.jp