JOGMEC

2015/04/13

エチオピア連邦民主共和国で新たな銅鉱化帯を確認

キーワード:資源・エネルギー開発とビジネス, JOGMEC, エチオピア連邦民主共和国

 

 


 

 JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:河野博文)は、エチオピア連邦民主共和国において、英国のアルタウ・リソーシズ社と共同で実施しているアファールティグライ地域の探鉱プロジェクトのボーリング調査で、新たな銅鉱化帯を確認しました。

 

対象地域は、エチオピア北部に位置する面積574km2の探鉱鉱区であり、エリトリアに続く北部ベルトとして鉱物資源ポテンシャルの高い地域に属します。JOGMECは本地域の有望性に着目し、この探鉱プロジェクトに参入しました。2014年10月から地表に露出する銅鉱徴地付近を中心に地質調査を行い、2015年1月からボーリング調査を開始しました。その結果、比較的浅所で新たな銅鉱化帯の存在を確認しました。今後、今回捕捉した銅鉱化帯を含めた地質構造の再検討を進めるとともに、この銅鉱化帯の延長部を確認する試錐を計画する予定です。
 本プロジェクトは、JOGMECにとってエチオピアにおける初の共同探鉱プロジェクトであり、今後とも我が国企業が直接関与する金属鉱山開発の促進に貢献してまいります。

(参考)ボーリングSDD002孔の分析結果

深度(m) 区間長(m) 銅(%) 銀(g/t)
25.10~40.63 15.53 1.14 10.2
50.24~63.60 13.36 1.24 12.2
87.15~94.79 7.64 1.53 3.5

※過去に実施のニュースリリース

プロジェクトの概要

調査地域

 アファールティグライ(Afar-Tigray)地域はエチオピアの北部に位置しており、首都アディスアベバの北方約580kmに位置する。この地域の中心となるティグライ州の州都メケレからは北方約45kmに位置する。

契約内容

 JOGMECは2016年3月31日までに探鉱費として250万米ドルを負担することにより、アルタウ・リソーシズ社から51%の権益を取得することができる。その後、JOGMECが3年間で700万米ドルを追加拠出する場合、追加で19%(合計70%)の権益を取得することができる。

探鉱内容

 既に確認されている鉱徴を中心に地質調査、地化学探査、物理探査及びボーリング調査により新たな鉱床の発見を目指す。

(参考)
アルタウ・リソーシズ社(Altau Resources Limited)の概要
 アフリカで探鉱を行っている英国アルタス・ストラテジーズ社(Altus Strategies Limited)の100%子会社で英国オックスフォードシャー州に本社を有する。アルタス・ストラテジーズ社が2011年から本地域での探鉱を開始した後、2012年にアルタウ・リソーシズ社を設立し探鉱を継続している。

 


調査地域位置図