野村総合研究所
2014/02/28
【シンポジウム】3/12開催 経済産業省主催「アフリカ市場開拓手法としての気候変動適応対策ビジネス」
キーワード:セミナー・イベント情報, 野村総合研究所
本年度11月にポーランドのワルシャワでCOP19が開催された。COP19におい
ては、新たに「損失と被害のためのワルシャワ国際メカニズム」が設立される等、
気候変動によって発生した異常気象や海面上昇による被害への対応方法をより一
層具体的・かつ実践的に検討していくことの必要性が改めて確認された。
こうした状況において、日本企業が有する気候変動適応対策に有用な技術に途
上国各国からの期待が集まっている。なぜならば、2011年3月の東北地方太平洋
沖地震の際に、日本企業が積極的に被災地の緊急支援・復興に尽力したことが広
く世界に知れ渡っているからだ。そして、こうした日本企業の動きが震災時にお
ける一過性のものに留まらず、震災以降も日本企業の中に眠っていた適応対策に
関連する新たな技術が活用・発展していったことにより、こうした期待は今なお
大きくなり続けている。
このように世界から高く評価される日本企業の適応対策に関する技術は、いま
日本企業が注目しているアフリカ市場における競争力の向上に大きく貢献すると
考えられる。アフリカ市場においては、インフラが未成熟で人口におけるBoP層
の割合が大きい地域であるため、気候変動に対する脆弱性が高く、他地域よりも
被害が大きい。それゆえに、気候変動による損失と被害への対応は、現地政府や
現地企業からのニーズが大きく、そこに新たなビジネスチャンスが生じている。
本シンポジウムにおいては、こうした気候変動適応対策における民間企業の役
割とアフリカ市場における新たなビジネスチャンスを、他先進国企業の取組や経
済産業省による日本企業の適応採択事業F/S支援の状況を共有することを通じて
明らかにしていく。また、アフリカ市場開拓における適応対策ビジネスの位置づ
けを明確にしつつも、特に、本領域においては、他国先進企業や日本企業におい
て実践事例が多い農業・水領域における適応対策ビジネスをより重点的に紹介し
ていくことで、事業展開上の具体的な課題等に関しても明らかにしていく。
【開催概要】
日時:2014年3月12日(水) 15:00~17:30(受付開始 14:30~)
会場:株式会社野村総合研究所 9F 大会議室
東京都千代田区丸の内1-6-5 丸の内北口ビル
主催:経済産業省
参加費:無料
定員:100名
※参加申込が定員を上回った場合は、先着順とさせていただきます。
【実施プログラム】
15:00-15:05 開会挨拶
経済産業省地球環境連携・技術室長 永澤 剛
15:05-15:30 プレゼンテーション
「アフリカ市場への進出戦略の考え方と気候変動適応対策ビジネスの重要性」
野村総合研究所 主任コンサルタント 平本 督太郎
15:30-16:30 農業・水領域における先行企業事例の紹介
東レ 繊維グリーンイノベーション室長 佐々木 康次
ヤマハ発動機 海外事業開拓事業部
16:30-16:35 休憩
16:35-17:30 パネルディスカッション
「気候変動適応対策を通じて発掘されるアフリカ市場における新たなビジネスチャンス」
パネリスト:
アフリカ開発銀行アジア代表事務所 所長 玉川 雅之
国際金融公社(IFC)東京事務所 副所長 寺見 興生
東レ 繊維グリーンイノベーション室長 佐々木 康次
ヤマハ発動機 海外事業開拓事業部
コーディネーター:
野村総合研究所 主任コンサルタント 平本 督太郎
【申し込み】
下記、アドレスにアクセスしていただき、
入力フォームからお申し込みください。
https://www.forum-door.jp/metiadaptation/
【お問い合わせ先】
気候変動対策ビジネスシンポジウム事務局
TEL:03-5418-5062 FAX:03-5444-6471
E-mail: adaptationseminar-ext@nri.co.jp
(月~金曜日 10:00~18:00 土日祝祭日除く)
※本セミナーの運営は経済産業省より株式会社野村総合研究所に委託されております。