TICAD7とアフリカビジネス

TICADとは、Tokyo International Conference on African Development(アフリカ開発会議)の略で、アフリカの開発をテーマとする国際会議です。1993年以降、日本政府が主導し、国連、国連開発計画(UNDP)、世界銀行及びアフリカ連合委員会(AUC)と共同で開催されています。TICAD7には、42名の首脳級を含むアフリカ53か国、52か国の開発パートナー諸国、アフリカ開発銀行を含む108の国際機関及び地域機関の代表並びに民間セクターやNGO等市民社会の代表等、10,000名以上の参加の下、2019年8月28日~30日に横浜で開催されました。

成長著しいアフリカは21世紀最大のフロンティアと呼ばれ、日本側・アフリカ側の双方から、アフリへの民間投資の促進に対する強い期待が寄せられています。第1回日本アフリカビジネスフォーラム(2014年東京)、TICADVI(2016年ナイロビ)、第2回日本アフリカビジネスフォーラム(2017年東京)、日アフリカ官民経済フォーラム(2018年ヨハネスブルグ)、TICAD7(2019年横浜)といった一連のビジネス促進の機会の流れの中で、民間セクターにおける日アフリカのパートナーシップが強化されています。特に、2019年のTICAD7では、TICAD史上初めて民間企業が公式なパートナーと位置付けられ、アフリカの官民と日本の官民が直接対話する場となりました。

アフリカ開発銀行による「アフリカ・インベストメント・フォーラム」のローンチ(2018年)、日本政府・民間セクターによる「アフリカビジネス官民協議会」の設立(2019年)、在京アフリカ外交団がサポートする「アフリカ日本商工会議所」の開設などにもみられるよう、アフリカへの投資促進に向けた動きは引き続き活発です。

TICAD7の詳細は、外務省HPをご覧ください。

また、TICAD7へのアフリカ開発銀行の参加については、こちらをご参照ください。