野村総合研究所
2015/03/02
【シンポジウム】3/16開催 経済産業省主催「アジア・アフリカ・島嶼国における気候変動に 係る我が国技術の貢献」
キーワード:アフリカビジネス支援に関する施策・制度・スキーム, BOP/ Inclusive ビジネス・新規起業, 稼ぐための農林水産業への協力・支援, 民間主導、官民連携による保健・医療・滋養, アフリカの環境問題への対応に貢献する事業・技術, セミナー・イベント情報, 野村総合研究所
近年の気候変動問題に係る国際交渉では、従来の緩和(温室効果ガスの排出削減
の対策を行うこと)の分野に加え、気候変動による被害や影響に対する適応の分
野への国際的な取組に強く焦点が当たってきています。
適応とは、気候の変動やそれに伴う気温・海水面の上昇などに対して人や社会、
経済のシステムを調節することで影響を軽減しようという取組です。例としては、
アジア、アフリカ、島嶼国などの気候変動の影響に脆弱な途上国で、沿岸防護の
ための堤防や防波堤の構築、水利用の高効率化、洪水・干ばつ・塩害によって被
害を受けるBoP層への農業支援、伝染病の予防他、様々な分野が考えられます。
2010年のCOP16のカンクン合意において、「カンクン適応フレームワーク」の
設立が決定して以降、国際的な議論が進められており、このような交渉の動向と
軌を一にするように、各国の開発金融機関においても、途上国の適応への支援を
強化していこうとする動きが見られるところです。
こうした状況において、日本企業が有する技術の適応への活用について、途上国
各国からの期待が集まっています。世界から高く評価される日本企業の水・エネ
ルギー・防災等の分野にかかる技術は、アジア・アフリカ・島嶼国など気候変動
に対する脆弱性が高い国からニーズが見込まれ、そこに新たなビジネスが生まれ
る可能性があると考えられます。
本シンポジウムにおいては、先進的な企業の取組や経済産業省による適応事業の
F/S支援の状況を共有することにより、適応に係る日本企業の役割と新興国、途
上国における新たなビジネスの可能性について検討します。
【開催概要】
日時:2015年3月16日(月) 10:00~12:00 (開場 9:30~)
会場:株式会社野村総合研究所 9F 大会議室
東京都千代田区丸の内1-6-5 丸の内北口ビル
主催:経済産業省
参加費:無料
定員:100名
※参加申込が定員を上回った場合は、先着順とさせていただきます。
【実施プログラム】
10:00-10:05 開会挨拶
「気候変動対策における適応対策の重要性」
経済産業省地球環境連携室 課長補佐 長田 稔秋
10:05-10:25 プレゼンテーション1
「2014年度における日本企業の適応採択事業F/S支援の概要と
気候変動適応対策ビジネスにおける今後の広がり」
野村総合研究所 主任コンサルタント 平本 督太郎
10:25-11:05 プレゼンテーション2
「先進的日本企業の取り組みと適応に対する考え方」
損保ジャパン日本興亜 CSR部 上席顧問 関 正雄
日本電気 品質推進本部長代理 兼 環境推進部長 堀ノ内 力
11:05-11:15 休憩
11:15-12:00 パネルディスカッション
「気候変動適応対策における民間企業の役割と新たなビジネスチャンス」
パネリスト:
経済産業省地球環境連携室 課長補佐 長田 稔秋
損保ジャパン日本興亜 CSR部 上席顧問 関 正雄
日本電気 品質推進本部長代理 兼 環境推進部長 堀ノ内 力
コーディネーター:
野村総合研究所 主任コンサルタント 平本 督太郎
【申し込み】
下記、アドレスにアクセスしていただき、
入力フォームからお申し込みください。
https://www.forum-door.jp/metiadaptation2015/
【お問い合わせ先】
気候変動対策ビジネスシンポジウム事務局
TEL:03-5418-5085 FAX:03-5444-6922
E-mail: adaptationseminar-ext@nri.co.jp
(月~金曜日 10:00~18:00 土日祝祭日除く)
※本セミナーの運営は経済産業省より株式会社野村総合研究所に委託されております。