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2016/08/18

「TICAD VIに向けて」 ヘルスケア市場は可能性の宝庫

キーワード:民間主導、官民連携による保健・医療・滋養, 日経BP社, ケニア共和国, 注目記事

   

日経BP画像

※本稿は、日経ビジネス7月11日号特別広告企画「TICAD VIに向けて~アフリカの持続可能な経済成長とビジネス投資機会~」特集記事中のコラム“アフリカ識者の眼”から抜粋したものです。

ヘルスケア市場は可能性の宝庫

アジア・アフリカ・インベストメント コンサルティング(AAIC代表 椿 進氏

 

 2015年、GEがケニア政府から7年間で総額5億ドル(約550億円)の医療改革プロジェクトを獲得した。47州・3000病院・4大病院の電子カルテ導入とネットワーク化、97病院への最新のPET施設の導入などが目玉だ。

 アフリカは、AIDSやマラリヤなどの感染症が長期間、大きな問題だったが、最近はそうした疾患の死者数は急速に減少し、癌や糖尿病、心疾患、脳疾患などによる死亡者が急増している。経済発展に伴い、食生活が豊かになり、寿命も延び、先進国と同じ病気が急増しているのである。そうしたなか、いくつかの日本の医療法人も動き出している。徳洲会は、 アフリカ17カ所で透析センターを提供。日本の病院にドクターや看護婦などを受け入れ、2カ月間研修を行っている。大分県にある諏訪の杜病院は、 2016年5月にCTなどの高度な検査センターをナイロビにオープンさせた。 さらに、遠隔医療・AI診断など、先進国では既得権益の反発で導入が進みにくい医療サービスも、アフリカでは 一気に導入される兆しが出てきている。今後、アフリカのヘルスケア市場は、 日本企業にとって大きなビジネスチャ ンスになる。高度医療ノウハウの提供、 遠隔での画像診断、医療機器の販売、 教育・人材育成、病院経営、電子化・ IT化など、日本のグローバルヘルスの可能性は莫大である。

 

著者紹介:

アジア・アフリカ・インベストメント コンサルティング(AAIC代表 椿 進氏 

 (株)ボストンコンサルティンググループ、パートナー・マネージングダイレクター として、ハイテク、情報通信、インターネット、メディア・コンテンツ分野において、 事業戦略、M&A戦略、新事業立ち上げ、グローバリゼーション等のプロジェクトを実施。 95年―96年はサンフランシスコオフィス勤務。2006年大手上場IT企業の代表取締役に就任。 2008年株式会社パンアジアパートナーズ創業。ビジネスブレークスルー大学教授。  Mr. Tsubaki

 

日本-アフリカ間のビジネス投資に関する多くのフォーラムに講師として参加。昨年、9月1日、2日に日経BP社とIC Publications(African Business発行)の共催で開催された

「アフリカ-日本ビジネス投資フォーラム」における“アグリビジネス”のセッションにて

モデレータを務める。

※「アフリカー日本ビジネス投資フォーラム」の模様はこちらから