アフリカ協会

2025/12/26

【WEB配信】「学術研究会 第15回研究発表会」開催のご案内(2/3開催)

キーワード:セミナー・イベント情報, アフリカ協会

学術研究会第15回 研究発表会(オンライン)開催のご案内を申し上げます。
今回は、先日、クーデター未遂のニュースもあったベナンからの報告となります。ブルキナファッソとベナンの初等教育の現場での実践を比較・分析し、研究した成果が報告されます。
現場での実践から何が見えてくるか、皆様奮ってご参加下さい。

            記

日時:2026年2月3日(火)14:00~15:30
オンライン(Zoom)のみ
講演者: 石田純哉 氏  特定非営利活動法人ル・スリール・ジャポン 理事長、事業責任者
テーマ: 『「正解」を持たずに始めた学びの場の支援~留年・退学問題に取り組んできた西アフリカの小学校から~』

概略  : 本報告は、西アフリカにおける初等教育段階の留年・退学問題に対し、教育行政および学校自身が有効と認識する対策を起点として、日本のNGOであるル・スリール・ジャポンがそれを実装してきた実践を比較・分析するものである。2015年から2019年まで活動を行ったブルキナファソと、2021年から活動を開始したベナン共和国を対象とし、いずれも家庭学習が問題解決のために重要であると指摘された点は共通していたが、その実現のためのアプローチは異なる。両国での実践から、留年・退学問題は児童や家庭の意識の問題に還元できず、学習を可能にする地域包括的な条件整備の重要性がある。

講師略歴: 1980年愛知県犬山市生まれ。
     筑波大学第一学群自然学類(数学専攻)卒業後、数学教育に従事。
     青年海外協力隊としてガーナ共和国アッパーウエスト州で水資源管理に携わり、帰国後、同地域における就学阻害要因を研究し国際基督教大学大学院教育学研究科修士課程を修了。
     ケニアでの国際協力NPO勤務および国際協力機構(JICA)事業への従事を経て、2015年に特定非営利活動法人ル・スリール・ジャポンを設立。
     現在は同法人の理事長・事業責任者として、西アフリカ仏語圏諸国における初等教育分野の課題、特に退学・留年問題の改善に取り組んでいる。

申込方法: 下記URLよりお申込み下さい。

https://forms.gle/6ZMpYrp7uWuccEzE8

締め切り:2026年1月28日(水)