アフリカ協会
2026/03/23
【WEB配信】「学術研究会 第16回研究発表会」開催のご案内(4/16開催)
キーワード:セミナー・イベント情報, アフリカ協会
一般社団法人 アフリカ協会
会員・関係者の皆様へ
平素よりアフリカ協会の活動にご理解とご協力を賜り、感謝申し上げます。
アフリカ協会 学術研究会が主催する「研究発表会」シリーズ 第16回オンライン講座を、下記の内容で開催致しますので、ご案内申し上げます。
アフリカに関する様々な学術・研究の発表の機会として開催しているオンライン講座のシリーズ企画ですが、今回は、韓国出身の文化地理学者が、エチオピア産コーヒーの世界への広がりを、文化地理学の立場から解説致します。
今回は特に、日本のコーヒー文化の特徴にも触れながら、日本でのエチオピアコーヒーの受け入れ・広がりについて、興味深い講義となります。皆様、奮ってご参加下さい!
記
・日時:2026年4月16日(木)14:00~15:30
オンライン(Zoom)のみ
・テーマ: 「エチオピアコーヒーの第二の生涯:日本を事例として」
・講演者: ユン・オスン(Dr. Ohsoon Yun)
・講師略歴:韓国出身の文化地理学者。エチオピアコーヒーツーリズム研究により一橋大学大学院社会学研究科修士号、英国エクセター大学地理学博士号を取得。エチオピアコーヒープラットフォーム「Beletu」を設立し、ソーシング、トレーディング、焙煎、抽出に従事。現在、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所特別研究員。エチオピアコーヒーの「第二の生涯」、アジア・コーヒーロード、コーヒー地理学をテーマに研究を行う。京都大学ASAFASフェロー。単著『コーヒー地理学』刊行予定。
・講演概要:本発表では、エチオピアコーヒーが生産地を離れた後、日本という消費地においていかに再解釈され、新たな価値と物語を与えられていくのかを、「第二の生涯」という概念から考察する。ここでいう「第二の生涯」とは、単に生産地の外で続くコーヒーの新たな段階を指すのではなく、第一の生を内包しつつそれを離れ、別の文脈のなかで再構成される存在のあり方を意味する。
本発表は、2025年6月にセネガル・ダカールで開催されたAfrica-Asia, A New Axis of Knowledge 3 ConFestにおいて報告した “The Second Life of Coffee: Ethiopia Reimagined in Seoul and Tokyo” を発展させ、日本を一つの重要な分析空間として位置づける。そのうえで、カフェ、スーパー、生豆・焙煎豆専門店、ロースター、教育機関、コーヒー企業、博物館、イベント、エチオピア大使館、さらに国際開発協力の現場にいたるまで、エチオピアコーヒーが現れる多様な消費・媒介空間を横断的に検討する。とくに、日本で独自かつ多義的に用いられてきた「モカ」という語の用法は、エチオピアコーヒーの第二の生涯を読み解く重要な手がかりとなる。
日本は高度なコーヒー技術、豊かな喫茶文化、精緻な商品化と物語化の能力を有し、アフリカのコーヒー生産国との関係においても大きな潜在力を持つ。しかし消費、専門知、開発協力、産地支援のあいだにはなお分節化がみられる。本発表はこうした断片化された関係を可視化し、コーヒーを媒介としてアフリカとアジアを結び直す可能性を提示するとともに、コーヒー地理学という新たな視座の有効性を示す。
本研究は、日本およびエチオピアにおける長期的なフィールドワークを基盤とし、観察、関係者へのインタビュー、複数国における比較調査を通じて行われたものである。
申込方法: 下記URLよりお申込み下さい。
https://forms.gle/N4D3H6j17bxvNah78
締め切り:2026年4月13日(月)

