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2016/04/19

世界銀行プレスリリース「アフリカ:一次産品価格の下落がなおも成長の足かせに 」

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アフリカ:一次産品価格の下落がなおも成長の足かせに

サブサハラ・アフリカの経済成長率は、2014年の4.5%から2015年は、2009年以降で最低の平均3.0%まで減速した、と半期に一度アフリカ経済の最新動向とデータ分析を行う世界銀行の報告「アフリカの鼓動」は指摘する。

2016年の成長率は、2003年~08年に記録した6.8%の堅調な成長率を大きく下回り、3.3%と低水準にとどまる。しかしながら、2017年~18年には4.5%まで回復すると予測される。

こうしたアフリカ地域の景気低迷の背景には、一次産品価格の急落(特に、2014年6月~2015年12月の期間に67%も下落した原油価格)、及び新興 国をはじめとする世界経済の低迷がある。一次産品価格下落の悪影響に、電力不足、政治不安、干ばつ、安全保障上の脅威といった各国の状況が追い打ちをか け、成長の妨げとなっている。他方、望ましい政治状況と投資拡大が続くコートジボワールや、ケニア、ルワンダ、タンザニアなどの石油輸入国では、引き続き 堅調な成長が見られた。

アフリカ地域を取り巻く外的環境は、依然として厳しい状況が続くと見られる。いくつかの国では、政策の選択肢が乏しく、政策対応が限られている。一次産品の輸出収入低下への対応の遅れに加え、干ばつの深刻化が、アフリカの成長を予測する際のリスクとなっている。

全文は以下リンクよりご覧ください。
http://www.worldbank.org/ja/news/press-release/2016/04/11/africa-low-commodity-prices-continue-to-impede-gr