JICA

2016/06/02

民間連携/民間セクター開発(ABEイニシアティブ推進)企画調査員募集 

キーワード:アフリカの変貌とビジネスチャンス, アフリカの民間セクター整備, アフリカビジネスをサポートする人材育成, ケニア共和国, JICA, テーマ

案件名

民間連携/民間セクター開発(ABEイニシアティブ推進)企画調査員

派遣期間

2016年8月下旬~2018年2月下旬 (予定)

応募〆切

2016年6月8日(水)正午(日本時間)

詳細

http://partner.jica.go.jp/recruitdetailsubscription?id=a0T5F00000LhM9eUAF&mode=DETAIL&retURL=%2Fapex%2Forganizationdetail%3Fid%3Da0O100000068xsbEAA

(以下、概要を抜粋致します)

案件の背

2013年6月に開催された第5回アフリカ開発会議(TICAD V)において、「アフリカの若者のための産業人材育成イニシアティブ(African Business Education Initiative for the Youth:略称はABEイニシアティブ)」の実施が提唱されました。これは、5年間で1000人のアフリカの若者に対し、日本の大学・大学院での教育とともに、日本企業でのインターンシップの機会を提供するものであり、アフリカの民間セクターや公的部門における人材育成を推進し、アフリカ各国が日本の優れた技術や日本企業への認識を深めること、またそのために我が国を訪れるアフリカ人を増やすことが目指されています。JICAによる「修士課程およびインターンシップ」プログラムでは、2014年開始の第1バッチで156名、2015年開始の第2バッチで317名を日本に受け入れました。今後は、2016年の第1バッチ研修員の帰国を皮切りに、ABEイニシアティブ研修員が自国に戻り、アフリカに進出する日本企業の水先案内人として活躍することが期待されています。 

業務の目的

ケニアにおいて、2016年の第1バッチを皮切りに、ABEイニシアティブ研修員が自国に帰国後、本イニシアティブの目的である、アフリカと日本のビジネスの架け橋あるいは水先案内人として活動、活躍できるように、JICAとしての支援策を検討し、実施することを目的とする。その際、研修員およびJICA(本部、国内機関、在外事務所)はもとより、日本側関係省庁・機関(JETRO等)、民間企業(日本、アフリカ各国)、NGO等、多様なステークホルダーとの間で情報共有および意見交換を行うこと。なお、支援策は帰国研修員のみを対象とするものでなく、日本に留学中の研修員も対象となる。
あわせて、2017年に派遣予定の第4バッチについても、本イニシアティブの目的に合致する人材が派遣されるよう募集・選考にかかる方針を検討し、JICA(ケニア事務所、本部)に助言することを目的とする。

期待される成果

ABEイニシアティブの目的や期待される成果を十分に理解し、特に研修員が帰国後、アフリカと日本のビジネスの架け橋あるいは水先案内人として活動、活躍できるように、JICAとしての支援策が検討・提案される(起業および日本企業乃至関連企業への就職に関する側面的支援の検討を含む)。また、その実施についても支援がなされる。必要に応じ、周辺国等にも出張しつつ、様々なのステークホルダーとの間で情報共有および意見交換が行われ、具体的な支援策(イベント等を含む)が検討・実施される。 

業務の内

JICAケニア事務所長の方針の下、以下の業務を行う。

① 日本国内の日本企業、大学、自治体のアフリカでのビジネス展開における関心事項およびABEイニシアティブに対する期待・提言を収集し、整理する。(必要に応じ、日本へ出張を行う。)
② ケニア及び周辺国の日本企業(現地法人を含む)、日本商工会、現地企業(特に日本企業のパートナー企業)、アフリカ側政府機関(特にビジネス関連)の中長期的な人材確保・育成ニーズを収集し、整理する。
③ 上記情報をもとに、次バッチ(第4バッチ)の応募選考にかかる方針を提案する。また、JICA本部、国内機関、在外事務所、JICE(本プログラム運営支援機関)等とも情報共有する。
④ ABEイニシアティブの目的に照らし、帰国後の研修員に期待される役割の実現に向けて、JICAが行う支援策を検討し(日本企業もしくはその関連企業への就職、企業に関する側面的支援の検討、および研修員の帰国後の活動状況にかかる情報更新の方法を含む)、提案する。
⑤ 上記④で検討した支援策のうち、実現可能なものから実施する。実施した支援策の モニタリング・フォローアップを行う。
⑥ 今後、帰国研修員が同窓会を設立する場合、その設置を支援するとともに、運営に際し助言を行う。
⑦ その他、関係者に対し、ABEイニシアティブの紹介や、日本の商習慣等ビジネス展開に関する情報の発信・提供を行う。
⑧ これら業務の遂行にあたり、ケニア事務所の民間連携担当者との間で十分な情報及び意見交換を行い、業務を効率的・効果的に実施する。
⑨ 2016年8月にナイロビで開催されるTICAD VIにおいて、ABEイニシアティブ関連イベントが実施される場合、ケニア事務所とともに、準備および当日の実施に対応する。
⑩ 上記、ケニア事務所での取り組みにつき、JICAのアフリカ各国事務所、国内機関、本部に対し、定期的な情報発信を行う。

※現時点での案であり、今後変更される可能性があります。

 

業務経験

実務経験:5年以上で、以下の経験を有することが望ましい。
●国際機関での業務経験
●途上国(特にアフリカ)における業務経験(ボランティアを含む)
●民間企業で海外営業もしくは途上国への進出を担当した経験

語学:英語TOEIC 640以上

 

JICAからのひとこと

TICADVにおいてアフリカの自立的な成長には「民間投資と人づくり」が鍵と確認され、その両方を目指す「アフリカの若者のための産業人材育成プログラム」(ABE イニシアティブ)が始まりました。

ケニアでは対象国の中で最も多い人材(約100人)が日本に派遣されており、この日本とアフリカを結ぶダイナミックなプログラムにおいて、成果が最大限に発揮されるように民間企業、研修員等のステークホルダーと一緒に働くクリエイティブなお仕事です。

民間連携や若手人材の育成を通じたアフリカの開発に強い意欲をお持ちの方、またフットワーク、柔軟性、忍耐力、バイタリティに自信のある方の応募をお待ちしております。

ご応募に係る問い合わせ先:

JICA国際協力人材部人材確保課
FAX 03-5226-6316
E-mail hrtas@jica.go.jp
〒102-8012 東京都千代田区二番町5-25 二番町センタービル

以上