野村総合研究所

2016/01/21

【セミナー開催のお知らせ】経済産業省主催「アジア・アフリカ・島嶼国における気候変動適応産業の創造」

キーワード:アフリカビジネス支援に関する施策・制度・スキーム, BOP/ Inclusive ビジネス・新規起業, 稼ぐための農林水産業への協力・支援, 民間主導、官民連携による保健・医療・滋養, アフリカの環境問題への対応に貢献する事業・技術, セミナー・イベント情報, 野村総合研究所

【シンポジウム名称】
経済産業省主催「アジア・アフリカ・島嶼国における気候変動適応産業の創造」
~適応ビジネスの産業化による事業拡大・収益性向上の実現~

【開催趣旨】

近年の気候変動問題に係る国際交渉では、従来の緩和(温室効果ガスの排出削減
の対策を行うこと)の分野に加え、気候変動による被害や影響に対する適応の分
野への国際的な取組に強く焦点が当たってきています。
適応とは、気候の変動やそれに伴う気温・海水面の上昇などに対して人や社会、
経済のシステムを調節することで影響を軽減しようという取組です。例としては、
アジア、アフリカ、島嶼国などの気候変動の影響に脆弱な途上国で、沿岸防護の
ための堤防や防波堤の構築、水利用の高効率化、洪水・干ばつ・塩害によって被
害を受けるBoP層への農業支援、伝染病の予防他、様々な分野が考えられます。
例えば、世界から高く評価される日本企業の水・エネルギー・防災等の分野にか
かる技術は、アジア・アフリカ・島嶼国など気候変動に対する脆弱性が高い国か
らニーズが見込まれ、そこに新たなビジネスが生まれる可能性があると考えられ
ます。
2015年度には日本政府による適応計画が策定され、その中でも開発途上国へ
の適応分野におけるビジネスを通じた対応について言及されています。そのため、
今後は、適応ビジネスの立ち上げ・拡大において、既存のF/S支援策以外にも、
日本政府が15億ドルの拠出を行っている緑の気候基金(GCF)等の国際枠組み
の積極的な活用が期待されます。そして、一企業の適応ビジネスに留まることな
く、日本企業が連携することにより適応産業を創出し、結果として各事業の収益
性が向上されていく企業間ネットワークの構築が求められていきます。
本シンポジウムにおいては、既に適応ビジネスを推進し事業化に成功している先
進的な企業の取組や経済産業省による適応事業のF/S支援の状況を共有すること
により、適応に係る日本企業の役割と新興国、途上国における新たなビジネスの
可能性、そして適応産業創造の重要性について検討します。

【開催概要】
日時:2016年2月4日(木) 14:00~16:30 (開場 13:30~)
会場:株式会社野村総合研究所 8F 大会議室
東京都千代田区丸の内1-6-5 丸の内北口ビル
主催:経済産業省
参加費:無料
定員:100名
※参加申込が定員を上回った場合は、先着順とさせていただきます。

【実施プログラム】
14:00-14:05  開会挨拶
「適応対策ビジネスの拡大と適応産業の創造」
経済産業省地球環境連携室 課長補佐 長田 稔秋

14:05-14:25  プレゼンテーション1
「2015年度における日本企業の適応採択事業F/S支援の概要と
適応産業創造のための政策の方向性」
野村総合研究所 副主任コンサルタント 吉本 翔生

14:25-15:05  プレゼンテーション2
「カンボジアにおける森の叡智プロジェクト」
フロムファーイースト株式会社 代表取締役 阪口 竜也

15:05-15:15  休憩

15:15-15:55  プレゼンテーション3
「インドネシアにおける降雨量減少地域における高付加価値
カカオの生産事業」
Dari K株式会社 代表取締役 吉野 慶一

15:55-16:30  パネルディスカッション
「気候変動適応対策における民間企業の役割と新たなビジネスチャンス」
パネリスト:
経済産業省地球環境連携室 課長補佐 長田 稔秋
フロムファーイースト株式会社 代表取締役 阪口 竜也
Dari K株式会社 代表取締役 吉野 慶一

コーディネーター:
野村総合研究所 主任コンサルタント 平本 督太郎
 
【申し込み】
下記、アドレスにアクセスしていただき、
入力フォームからお申し込みください。
https://forum-door.jp/metiadaptation/

【お問い合わせ先】
気候変動対策ビジネスシンポジウム事務局
TEL:03-5418-5085 FAX:03-5444-6922
E-mail: adaptationseminar-ext@nri.co.jp
(月~金曜日 10:00~18:00 土日祝祭日除く)
※本セミナーの運営は経済産業省より株式会社野村総合研究所に委託されております。